山林の残された橋脚
2005

赤い車はコロナマークllですか、ここの息子は音楽と車好きだったと想像できます。
ちなみに私は車はなんでもいいタイプです。

「あなた達ですか?私を見ていたのは」 なに違う。
しかし平凡明星なんてもんじゃない古さだな、
左の「yeah!」と叫ぶ女優さんは切り抜きしオレンジの紙に貼ったものでした。
ナウな息子は女優も好きでした。

戦時中と重なるこの廃屋です、
車・音楽・女優、この山奥でほかに憧れるモノなんてありません、
野生動物ウオッチングなんて当たり前の風景だろうし。

あー この視線はなんでしょう。



ドキッ!「 ・・・ 」


しばらく固まるカナブンさん・・・


「 僕を 見ていたのは ・・・ 」



「 あ な た は 誰 ・ ・ ・ 」


「 はい カナブンです  あなたを この廃屋から 連れ出したい いいですか? 」



残された橋脚の発見からキツネさん、そして北海道廃墟椿史に残る究極の美女との出会い。

素晴らしい一日でした。

これぞ北海道廃墟椿の“小物美学”



「 いつか また 会いに きます 」




「 来ないでください 」

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